次世代の藻類由来DHA
従来のイワシやサバ等の青魚に多く含まれる魚由来DHAは、海に生息する微細藻類が生み出し食物連鎖により魚に取り込まれたものです。
Intelligenceの主要成分である藻類由来DHAとは、DHAを効率良く生み出す、その微細藻類を培養し直接抽出・精製することにより高濃度・高品質を実現した『次世代のDHA』Omega3脂肪酸の一種です。
脳に直接働く限られた栄養素
脳機能成分として大きな効果が期待されているDHAは体内で合成できないため、『必ず食事から摂取しなければならない必須栄養素』とされています。
脳には有害物や不要物が脳内に入り込まないよう血液脳関門と呼ばれるセキュリティが存在します。
DHAは、その血液脳関門を通過できるごく限られた成分の一つであり、脳に直接働きかけられることにより脳神経を活性化させ、集中力・判断力・処理能力などを高め、特に成長期にDHAを摂取することは脳の発育に良いとされています。
また、脳神経の活性化に欠かせないDHAの摂取不足は記憶力・学習能力の低下や胎児・乳児期における脳の発育に支障をきたすなど、深刻な問題を引き起こす恐れがあるとされています。
DHAは脳の中でも特に重要な部分、記憶をつかさどる海馬の脂質の20%以上を占める神経細胞を構成する成分でもあり、脳機能の向上と成長、維持に必要不可欠な栄養素なのです。
オックスフォード大学の研究によると、健康な学生を対象にDHA摂取群と非摂取群に分け、それぞれの読解力を比較した結果、DHA摂取群の読解力が向上したことが報告されています。
多くの研究結果から脳機能の改善に大きな効果が期待できることが明らかになり、DHAはブレインフードを代表する栄養素の一つとなりました。
従来の魚由来DHAが抱えてきた大きな問題
脳機能の向上と成長、維持に必要不可欠な栄養素であるDHAを、青魚から推奨量を摂取することは特有の臭みによる嗜好の問題などによりハードルが高く、そのため手軽に摂取できる魚由来DHAサプリメントが普及し身近なものとなりました。
しかし、魚から抽出しているため特有の臭みによる飲みにくさが残り、さらに大きな問題としてDHAの非常に酸化や劣化しやすい特徴がありました。
これまで脳に良い栄養素として積極的に摂取していたDHAも、酸化している状態では本来の脳機能成分として大きな効果が期待できません。
DHAサプリメントが普及している現在、有効性の選択が必須であり、当社は酸化安定性や特有の臭みなどDHAの問題を解決すべき課題として、いち早く藻類由来DHAに着目しました。
藻類由来DHAは植物性であるため魚由来特有の臭みが低減し、また、ベジタリアンやヴィーガンの方にも安心して摂取していただけるようになりました。
加えて、藻類そのものを培養し抽出しているため、近年の海洋汚染による私たちに魚介類から取り込まれる有害物質の蓄積などといった心配もありません。
そして、大きな問題であった酸化や劣化しやすい特徴を、DHAの含有量を損なうことなく、酸化安定性に優れた最新の乳化技術により解決しました。
現在、多くの魚由来DHAサプリメントが普及していますが、DHAを効率良く生み出す微細藻類を培養し直接抽出・精製することにより高濃度・高品質を実現した次世代の『藻類由来DHA』が主流になる時代が来るでしょう。