医薬品レベルの脳機能成分－イチョウ葉

多くの研究と臨床試験に実証された脳機能成分

約２億５千万年前から地球の変化に耐えて今日まで存在し、非常に強い耐久力と樹齢千年以上の生命力を持つイチョウの葉は、古来より特に中国において伝統的な漢方薬として重要視されてきました。

そのイチョウの葉から抽出・精製したエキスは、ヨーロッパ諸国において１９６０年頃から抽出技術の進歩により開発、研究が重ねられ、１９６５年には脳機能成分として有効性と信頼性の高さから異例の短期間で医薬品として登録されたことにより、さらに研究が加速しました。

イチョウの葉に含まれるポリフェノールの一種である約４０種類のフラボノイド配糖体とテルペンラクトンには、脳の「血管の拡張作用による血流量の増加」があり、血液循環が改善されることで必要な酸素や栄養素の供給が増加します。その結果、記憶力や学習能力、集中力の向上に大きな効果が期待されています。

エネルギー供給の要となる脳血流の重要性

脳には無数の毛細血管が張り巡らされており、そこを流れる血液がエネルギーとなる栄養と酸素を脳の隅々まで運んでくれています。

脳は体重の２％(約１，４００g)ほどしかない小さな器官ですが、人体で最も多くのエネルギーと酸素を消費する臓器であり、常に安定した血液供給が必要とされます。
血流が滞ると、ニューロン(神経細胞)への栄養と酸素供給が減少し、記憶力や集中力などの認知機能の低下につながります。
食事やサプリメントなどで、どれだけ脳に良いとされる栄養を摂取しても、血流がよくなければ脳には充分に届かないのです。

イチョウ葉に含まれるテルペンラクトンには、血管壁を弛緩させ、毛細血管の柔軟性を高めるなど血管拡張作用があり、脳内の血流を改善する効果があります。
これにより、脳細胞への栄養・酸素供給が増加し、その効果により、脳のエネルギー代謝が活性化され、持続的な集中力を保つことができるのです。

記憶力の強化

イチョウ葉エキスに含まれる主成分であるフラボノイド配糖体は、神経細胞間の情報伝達を効率化し、新しい情報を記憶する力を高める効果が期待されています。

フラボノイド配糖体は、脳内のシナプス間(神経細胞同士の接続部分)の伝達効率を向上させることで、記憶形成をサポートします。
この作用により、情報がスムーズに整理・保存され、必要なときに素早く思い出す能力が強化されるのです。

さらに、脳細胞を外部からのストレスや酸化ダメージから守る「抗酸化作用」も持つため、長期的な記憶力の維持をサポートします。
これにより学習や日常生活において重要な情報を保持しやすくなるため、受験・試験勉強に励む学生や、重要なプレゼンを控えるビジネスパーソンなど、激しい競争社会を生き抜く現代人が求める重要な効果だと言えます。